ブルーベリーを植木鉢で育てているのですが、今回は植え替えをしましたので植え替えの具体的な方法などをわかりやしくまとめておきます。
ブルーベリーと言えば果実の中でもたぶん、一番プランターなどのコンテナー栽培に適した植物で、比較的簡単にプランターで栽培、十分な収穫ができる果実で、家庭菜園にはもってこいです。
今回は、栽培を始めて3年か4年くらいで、苗気を買ってすぐに植えつけてから一度も植え替えしていない鉢が3個あるので、それらをすべて植え替えました。
詳細は、
- 10号のプラスチック鉢に植えてあるハイブッシュ系スパルタン 1本(1本で受粉する品種)
- 8号のスリット鉢植えてあるラビットアイ系2種、2本(1つはブルーマルでもう一つは覚えていない)
以上の3鉢を今回、一回り大きな鉢に植え替えました。
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ブルーベリーの植え替えをしました|鉢植えブルーベリーの植え替え時期はいつ頃?方法は?
ブルーベリーの根張りと特徴
ブルーベリーは、ツツジ科スノキ属に属した植物で落葉、または半落葉性低木で、原産地は北アメリカ大陸です。
たくさんの品種があり、それぞれ実の大きさや色、樹姿に特徴があります。
地上部は品種によって様々ですが、地下の根の特徴はだいたい同じで、根張りが浅く15㎝の深さで、非常に細い繊維根を横に広げて成長していきます。
さすがにつつじ科だけあってサツキやツツジに似た根を持ち、よく見ると花もドウダンツツジに似ています。
植えはブルーベリーの花で
こちらは、ドウダンツツジの花です。
似てないですか?
若干それてしまいましたが、
今回は植え替えがテーマなので、根張りが大切で、根張りの特徴から選ぶ植木鉢の形や大きさが変わってきます。
- 根張りは浅く横に広がる
植え替えの頻度と鉢の大きさと種類
「大きな鉢に植えておけば植え替える必要なんてない」ではありません。確かに初めから大きな植木鉢に植えておけば、根を全体に張り巡らせて、根詰まりしてしまうまでには時間がかかりますが、問題はそこだけではないのです。
大きな植木鉢を使ったら根腐れを起こす?
簡単に言えば、根も空気を吸っているのですが、大きすぎる植木鉢に植えつけると、根が空気を求めて鉢の中で、外側に向かってのみ成長して根の真ん中あたりの根が成長しません。
こうなってしまうと、鉢の中の土のうち、中心に近い部分に根がないので、そこだけ土が乾かないので根腐れを起こしやすい状態になります。
号数の意味と植え替え時の適正な大きさは?
植木鉢には〇〇号などの号数が記載されていることが多いと思います。この〇〇号は何を意味しているのでしょうか?
ご存じの方も多いと思いますが、これは鉢の直径を表しています。1号が3cmで10号と記載されていれば鉢の開口部の直径が30㎝であることを表しています。
植え替え時には、先に記載した根腐れ防止のためにも、だいたい2年から4年に1回、1号から2号くらい上のサイズ、開口部が3㎝~6㎝くらい大きくなる鉢に植え替えると良いでしょう。だいたい一回りくらい大きめの鉢になるはずです。
- 直径3㎝~6㎝くらい大きなサイズの鉢に植え替える
- 2年から4年に1回植え替える
ブルーベリーの土
ブルーベリーはつつじ科で一般的に酸性の土を好むことはよく知られていますが、実は品種によって若干違いがあります。
ブルーベリーの系統 | 適正土壌酸度 | 適応する土の範囲 |
ラビットアイ系 | 酸性から弱アルカリ性 | 広い範囲の土に対応 |
サザンハイブッシュ系 | 酸性から弱アルカリ性 | 広い範囲の土に対応 |
ハイブッシュ系 | 強酸性 | 極端な酸性で狭い |
植え替えのポイントの一つは明らかに培養土です。自分で土を作る場合は、鹿沼土とピートモスなどを使って作るのですが、どちらも高級な資材です。私は、迷わずブルーベリーの培養土を購入して植え替えました。酸度も調整されており、元肥も入っている便利な培養土があるのでそちらを使うと良いですよ。
この土ならどの系統のブルーベリーにも最適化されていますよ。
今回準備したもの
今回準備したものは、
- ブルーベリーの培養土25L×2袋(1袋では足りず1.5袋使用)
- 10号のプラスチック鉢2個
- 直径36センチほどのプラスチック鉢1個
- 軽石
- 三角コーナーのネット(100均)
- 小型のスコップ
- 水やり出来るもの(今回は水道直結のシャワーホース)
おすすめの植木鉢ですが、少し大きめが欲しい方はこちらがおすすめです。
おしゃれなのが良ければこんなのはいかがですか?重そうだけど、動かさないのなら安定して陶器製も良いかも。底の形がおしゃれだけど安定しているのかな?
直径30㎝(10号)ならこれが本命かな?白はコケで緑色や汚れで茶色になってしまうので避けたほうがいいですよ。私は、値段が安いので割り切って使っています。
ブルーベリーの植え替え|植え替えの時期はいつ頃?
植え替えの適期
植え替えの周期は大体2年から4年に1回ですが、植え替えの適期は休眠期に入る11月~翌年休眠期から目覚める3月くらいまでです。一番いいのが2月後半から3月頃でしょうか。
このころは落葉しています。
- 植え替え適期は11月~3月
ブルーベリーの植え替え|植え替えの方法は?
植え替えの方法は別に変わったことはなく、その他の植物とそんなに変わりません。
植え替えの手順
植え替えの手順は大体以下の要領で進んでいきます。
- 鉢底石を敷く
- 古い鉢から株を抜く
- 古い鉢底石を取り除いて根の外側を軽く崩す
- 培養土を鉢の半分ぐらい入れる
- 鉢底石と培養土を入れた新しい鉢の上に置く(要調整)
- 株の回りに培養土を入れる
- 根と土の空間をなくすために鉢をゆすったり割りばしなどで土をすく
- たっぷり水やりをする
植え替えの手順を図解で説明していきます。
①鉢底石を敷く
鉢底に軽石を敷いて水はけを良くしておきましょう。排水をよくすることは根腐れの予防になります。
鉢底石の量は底がしっかり隠れる程度で、余裕があれば3㎝~5㎝くらい入れておいた方が良いでしょう。鉢底石は、100均などで購入できる三角コーナー用のネットなどに、小分けして入れておくと、次回植え替えするときに培養土と軽石を選別するときに作業が容易になります。
軽石はアマゾンなどの通販で容易に購入できますのでご入用な方はこちらをチェックしてみてください。
また、初めからネットに入った便利なものもあります。こちらがおすすめです。鉢底石の通販は、これが一番だと思いますがいかがでしょうか。使いまわしも比較的容易です。
②古い鉢から株を抜く
②の古い鉢から株を抜く作業から③の鉢底石を外して根をほぐす、④の新しい土を入れる作業までは、ほぼ同時進行です。素早くやってしまいましょう。
植え替える株を古い鉢から抜くと、下の方には鉢底石がついいてきます。
③古い鉢底石を取り除き根の外周を崩す
鉢底石を取り除き、外周の根も軽くほぐしておくと、植えつけた後のへ張りが良くなります。
④新しい培養土を鉢の半分ぐらいまで入れる
⑤と合わせて調整が必要です。何度かに分けて少しづつ入れるとうまくいきます。とにかく一度鉢底石が完全に隠れてしまうまで入れてしまいましょう。
⑤鉢底石と培養土を入れた新しい鉢の上に置く(要調整)
崩した株を鉢底石の上に敷いた新しい培養土の上に載せます。
培養土の量は新しい鉢の半分ぐらいが目安ですが、十分なウオータースペースが取れるように調整が必要です。
ウオータースペース
ウオータースペースとは、水やりの時に鉢底まで水が浸透するまでの間鉢の上で水をためておけるスペースです。これがないと水やりしても、上から水があふれてしまい大変効率が悪くなります。
一度、培養土を敷いた上に株を置いてみて、地上の生え際が新しい鉢の開口部先端から、鉢の大きさにもよりますが、4㎝~8㎝くらいのところになるように、培養土の量を調整してください。
この時もう一つ、非常に大事なポイントがあります。
それは、株の中心がちょうど、鉢の中心に来るように合わすことです。できればメジャーを使うか、棒に印などしてできるだけ真ん中にしてあげましょう。
⑥株の回りに培養土を入れる
小型のスコップを使うと簡単です。こちらの植え替え用のスコップは根を傷つける心配もなく非常に便利です。大中小と3つぐらいそろえておいても良いと思います。
⑦根と土の空間をなくすために鉢をゆすったり割りばしなどの棒で土をすく
鉢をゆすったり棒などを使って土をまんべんなくなじませて、土を根の間隔がなくなるようにしてください。当然、表面は平らにならしておきましょう。
⑧たっぷり水やりをする
最後にたっぷり水やりしておいてください。
今日はブルーベリーを植えかえたお話でしたが、ブルーベリーについて、育て方や収穫の仕方などのより詳しい内容については別サイトですが、my週末園芸館に記載しています。そちらも併せてごらんいただけると幸いです。
ブルーベリーの剪定も軽くしておきました
今回は余分な枝も軽く剪定しておきました。植え替えの時に余分な枝を落として、日当たりや風通し、をよくすることで、実成が良くなります。詳しい選定方法については別の機会にまとめたいと思います。
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