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ジャガイモの育て方【プランター栽培と袋栽培の結果発表!収穫量?石灰? 】

ジャガイモをプランターで栽培しました。プランターだけでなく袋栽培もおこないましたので記録しておきます。今回使ったプランターは野菜用の大型プランターです。そして、袋栽培に使った袋は14Lの培養土袋です。

土は普通の培養土で、そのまま使いました。

ジャガイモの育て方【プランター栽培と袋栽培の結果発表!収穫量?石灰? 】

結果から言うとどちらも成功です。

収穫量は地植えの場合よりは少ないようです。

プランター栽培では、種イモ2個を使って採れた量は全部でこれくらいです。

どうでしょうか?手間はほとんどかからずで、土は培養土14Lが3袋ぐらい使いました。

袋栽培のほうは、一袋で薬500g~600gくらい収穫できました。1個の地植え株からだと約1kgくらいとれたので約半くらいでしたが、どうでしょうか?

使った培養土は14Lですが、、、、

芽かきして余った差し穂からも栽培できるので、やってみる価値はあると思いますがどうでしょう?

ジャガイモのプランター栽培についてもう少し詳しく知りたい方は、もくじから本文【2.5】を見てください。

今回のプランター栽培では、培養土を使ったので石灰は入れませんでした。培養土には土壌酸度があらかじめ記載されている場合がほとんどなので、酸度調整する必要はありませんでした。今回は㏗6.3前後0.3でしたが大丈夫でした。酸性をアルカリ性にするのは簡単ですが、アルカリ性を酸性にするのは難しいようです。

堆肥も元肥も入っているので何もしていません。

地植えする場合の石灰や元肥、土壌酸度については本文の【3.2.1】あたりを見てください。

本日はご訪問ありがとうございます。このサイトが面白いなと思った方はブックマークなどして、ほかの記事もご覧いただけると嬉しいです。ここからは本題の【育て方】記事をお楽しみください。

ジャガイモの育て方【家庭菜園の予備知識編】

ジャガイモ栽培の基本情報

野菜の種類 科目 適正土壌酸度 株間 連作障害 栽培難易度
ジャガイモ ナス科 ㏗5.5~㏗6.0 条間50㎝株間30㎝ あり 輪作2年~3年 ★★☆☆☆

ジャガイモ栽培の概要

日照条件 日なたを好む
生育の適正気温 15℃~24℃前後が最もよく育ち30℃を超えると育ちはかなり悪くなる
発芽温度 18℃~20℃前後
水やり 乾いたらたっぷり水やり 
肥料 栽培初期は追肥の必要がない
種まき時期 一般的に種イモから育てる
植え付け適期 2月下旬~3月頃(寒冷地では4月~5月)夏植えは8月~9月頃
収穫時期 5月中旬~6月頃(寒冷地では7月~9月頃) 夏植えは11月~12月頃
定植から収穫までの期間 90日前後
開花から収穫までの期間 花は剪定する

植物の概要【ジャガイモ】

名称 別名など ジャガイモ 馬鈴薯(ばれいしょ)じゃがたらいも 
科目属名  ナス科ナス属
原産地  南アメリカのアンデス山脈地方
分類 多年草
樹高  20㎝~40㎝くらい(地上部)
その他特徴など 肥大した地下茎を収穫する

ジャガイモの育て方【家庭菜園の実践編】

ジャガイモの栽培カレンダー

ジャガイモの土と畑作り

苦土石灰や消石灰は必要?

土壌適正酸度は㏗値5.5~6.0と弱酸性の土壌を好みます。

そうか病

ジャガイモの場合土壌酸度がアルカリ性に傾き㏗7.0を超えたころから【そうか病】にかかるリスクが上がってきます。石灰は少なめか、しなくてもいいくらいです。私の場合は石灰は入れません。

石灰の中和と同時に化学肥料をまいてしまうと土の中で化学反応を起こして作物の成長に影響を与える可能性があるので、早いうちにまいておくのがBESTです。

堆肥と元肥を与えて土を耕しておきましょう

定植の7日くらい前までに土に堆肥として牛糞や鶏糞、豚糞などを与えてよく耕して、化成肥料を使う場合は元肥として10-10-10や14-14-14などの化成肥料を一株に対して1握り程度まぶしておきましょう。

元肥とは定植前に施す肥料のことで、同じ肥料でも堆肥とは土に栄養を与えてふかふかな土を作るのに適した肥料のことを指します。牛糞堆肥は土をふかふかにしてくれる堆肥としての特徴が強く、鶏糞は堆肥としての力はあまりありませんが、肥料分を多く含んでいます。豚糞堆肥はある意味万能で堆肥としても元肥としても大変有効な肥料です。

ここまでの作業は畑でもプランターでもだいたい同じです。

畑で栽培する場合は畝を作って水はけを良くしておきましょう

堆肥を入れてよく耕したら幅60cm~70cm高さ10cmほどの畝を作ります。畝を作ると水はけがよくなります。

ジャガイモの栽培に黒マルチは必要ありません。土寄せなどの作業が必要なのでマルチなしで栽培して、雑草が生えてきたらこまめに草引きしていきましょう。

 

植えつける前にジャガイモの種イモを準備する

ウイルスフリーの種イモ

種イモは園芸店などで種イモ専用の芋を購入してください。スーパーで買った芋や自分で収穫した芋は、ウイルス性の病気を持っている場合があるので避けた方がいいようです。

園芸店などでウイルスフリーのものを買入することができます。

ジャガイモの芽出し作業(浴光育芽よくこういくが)

購入した種イモは植え付ける前に芽出ししなければなりません。

この作業を浴光育芽(よくこういくが)と呼びます。

ジャガイモを日光浴させて芽を出す作業です。トレイなどのに乗せて窓際の比較的暖かいところに置いておくだけの作業です。

しばらく置いておくと次第に芽が出てくるので、ある程度目が出てきたら終了です。

種芋を切り分ける

ジャガイモの上下

実はジャガイモには上と下があります。上と下というより前と後ろ、頭とお尻です。ジャガイモにはへそのようなヘタの面があります。

切り分けるときは、この面を下にしてください。縦に切ったほうが芽がそろいやすく、育てやすくなります。

切り分け方

切り分けるときはヘタの部分を下にして、左右に芽が出ていることを確認して切りかけます。切り分けたすべてのピースに芽が出ていることを確認してください。

植え付ける大きさの目安は、切断した1片が40gから60g程度になるように切り分けます。40g以下の種イモは、切らずにそのまま植え付けてください。

切り口の処理

切り口は十分乾かしてから植え付けます。切り口が濡れている状態で植え付けると、種イモが腐ってしまって、生育が悪くなる原因になります。

切り口が乾く前に「草木灰」をつけておくと腐食を防ぐ効果があります。

十分に乾かしてから植えつけてください。

ジャガイモの植え付け

定植の仕方は基本的にその他の夏野菜とあまり変わりません。ただし植えつける前に水を入れたりする必要はありません。逆に入れると種イモが腐ってしまう原因になるので、水は入れないでください。

晴れた日が続いてから植えつける

雨が降った翌日や、土が湿っている日は避けて植え付けてください。理由は種イモの病気を避けるためです。

植穴をあける

苗の定植はポット苗植え付け用の器具や球根植え付け用の器具を使うと簡単です。深さは10㎝くらいです。

器具を使ってポットとだいたい同じ深さの植穴を作って植え付けます。

農薬

好みですが無農薬にこだわらずに低農薬を許容する場合は、水を入れる前に植穴にオルトラン粒剤やスミフェート粒剤、スターガード粒剤のような浸透移行型の殺虫剤の中から栽培する野菜に対応した薬品を入れておくと栽培初期の害虫予防になります。

栽培初期のアブラムシの被害が気になり、低農薬を許容する場合はスミフェート粒剤を株もとに入れてあげましょう。スミフェート粒剤はジャガイモに公式対応している浸透移行型薬品です。

 

株間について

株間は野菜を植え付けるときになやむ要素の一つです。株間は野菜の特性によってさまざまで、だいたいはその野菜の成長の仕方や草丈、横にどれだけ広がるかによって変わってきます。

植物の根張りの広がり具合は、地上での広がりがそのまま地下でも展開されていると考えてよいとされています。要するに地上で横に広がっている枝の先端と同じあたりまで根が張っているとゆうことだそうです。

ジャガイモの株間

ジャガイモは草丈30cm~50cmくらいに成長します。畑で栽培する場合は条間50㎝株間30cm取ると良いでしょう。

株間30㎝条間50㎝で植え付けると収穫まじかにはこんな感じになります。

ジャガイモの芽かき作業

1個のジャガイモから何本もの茎が出てくるので、茎が20㎝くらいになったころに、各2本づつのこして間引きます。この作業をジャガイモの芽かき作業と言います。

芽かきした苗は差し穂として使えます。

少し根がついているものを選んで空いたところがあれば刺しておくとジャガイモが出来ますよ。

ジャガイモの花の剪定

ジャガイモに花芽が着いたら、花に養分を取られないように開花する前に摘み取ってください。

ナス科の野菜なので花はナスとトマトを合わせたような形です。

 

ジャガイモの土寄せ

ジャガイモは植え付けた種芋の上に新しい芋を付けていきます。土寄せしてあげないとジャガイモが地上に出てしまします。

ジャガイモ栽培では土寄せを2回に分けて行います。

 

1回目の土寄せ

芽が20㎝くらいになって間引きした後、軽く土寄せします。

このころはまだジャガイモが小さいので、あまり深く土寄せしてしますと、地温が下がりイモが大きくなりません。1回目は軽く土寄せする程度です。

2回目の土寄せ

2回目の土寄せは2回目の追肥の時にしっかり行い高畝にします。

高畝にすることが重要

2回目の追肥の後にしっかり土寄せするか、増土してしっかりとジャガイモに土をかぶせましょう。この作業がジャガイモを大きく育てるポイントです。

また、イモが地上に出て日光が当たると毒素を含み食べられなくなります。しっかり土よせして栽培しましょう。

 

袋栽培の場合はこうすると簡単

袋栽培の場合、植え付けの時は土を半分ぐらい入れて、袋の口をロールアップ?しておけば便利ですよ。

土を追加するときはロールアップした口を戻していけばいいだけです。

ジャガイモの追肥 

ジャガイモの追肥は2回行います。

栽培初期のジャガイモは、種イモの養分で育つので、肥料は全くいりません。芽かきをする頃には、自分の茎から根を出して養分を吸収するようになるので、肥料が必要になります。

1回目の追肥

1回目の追肥は芽が20㎝程度になって芽かきした時に行います。株もとに一株当たり役30g程度の化成肥料などを蒔いて軽く土寄せしてください。

2回目の追肥

2回目の追肥は蕾が出来てきたころに行います。

株間から株もとにかけて1回目と同じ1株あたり30g程度の化成肥料などを蒔いて、しっかりと土寄せして高畝を使うります。蕾は開花する前に摘み取っておきましょう。

 

ジャガイモの水やり

地植えの場合通常は水やりの必要はありません。まりに日照りが続いたら、その時は軽く水やりしてあげましょう。乾燥気味に育てるのが基本です。

 

ジャガイモのプランター栽培について

以外ですが、ジャガイモはプランターでも十分栽培できる野菜です。ただしプランター栽培の場合肥料切れや水切れを起こさないように気を付けてください。

プランター選び|おすすめのプランターは?

プランターは大型の野菜用プランターを使うか、培養土の袋ごと使うこともできます。袋栽培です。

袋栽培の場合は、14Lの袋でも十分栽培できますよ。むしろ14Lの袋栽培がおすすめです。

プランター栽培の株間や植えつける種芋の数は?

大型プランター場合は2個、14Lの袋の場合は1個の種イモを植え付けるとちょうどいいようです。

ジャガイモの収穫 

ジャガイモもまた収穫時期の判断が難しい野菜です。

土の中でジャガイモがどんな状態になっているかは、掘り返してみないとわかりませんが、地上部の変化を見て収穫時期の判断をすることが出来ます。

ジャガイモの収穫のタイミングは、葉や茎が黄色に変色し枯れたころが収穫適期です。

収穫が遅れると芋が土中で腐ってしまったり、おいしくなくなったりするので気を付けてください。

また、雨の日が続いた後はしばらく収穫するのは避けましょう。晴天が数日続いて土が乾いているときに収穫したほうが、イモの保存性が良くなります。

ジャガイモの害虫 

アブラムシ

アブラムシは春から夏の終わりごろまでに飛来して繁殖する害虫で、ほとんどの野菜に被害を与える害虫の代表的存在です。小さな個体が群集している様子がものすごく気持ち悪いと感じる方が多いと思います。

アブラムシの駆除方法

アブラムシにもたくさんの種類がいて、ナス科野菜にはたくさんの種類のアブラムシが寄生します。いずれも株のエキスを吸引し、ウイルス性の病気を媒介するので駆除が必要です。

テントウムシの成虫はアブラムシを食べる益虫ですが、テントウムシがいることはアブラムシもいるということになるので注意してください。

無農薬で栽培する場合はガムテープで除去したり、牛乳を散布して窒息死させたり、木炭や竹炭を作る際に発生する煙の成分を冷却して得られた水溶液である木竹酢を散布したり、黄色い粘着力のある札を作物にぶら下げたり、銀色のマルチや光テープで囲ったり対処の方法はたくさんあります。

手に負えなくなって薬剤の散布を考える場合、ベニカベジフル乳剤、スミチオン乳剤、ベニカ水溶液などが有効です。

ジャガイモにはスミチオン乳剤、オルトラン粒剤、ベニカ水溶液、ベニカマイルドスプレー、ベニカベジフル乳剤、ベニカXガード粒剤がそれぞれ対応しています。どうしても被害がひどく、薬品を使う場合は適量散布してください。

 

アブラムシ駆除のお方法は別の記事に詳しく記載したいと思いますのでそちらの記事を参照してください。

 

テントウムシだまし成虫

テントウムシはアブラムシを食べる益虫ですが、このテントウムシだましは益虫ではありません。形はテントウムシに似ていますが、背中が柔らかく、アブラムシを食べません。早茎を食害する害虫で、色は赤色なのですが背中には黒い星がたくさんあり、28星(にじゅうやほし)てんとうなどとも呼ばれています。

にじゅうやほしテントウの幼虫も葉を食べる害虫です。

テントウムシだましの駆除方法

見つけ次第捕殺するのが一番です。ペットボトルなどで簡単に捕殺できます。

 

テントウムシだまし幼虫

春のジャガイモ栽培の時期には、落ち葉の葉裏などで冬越ししたテントウムシだましの成虫が地上に出てきます。

地上に出てきたばかりのテントウムシだましにとってジャガイモは格好の餌とすみかになるようです。

テントウムシだましは5月頃葉の裏に大量の卵を産み付け、それらはすぐにふかしてテントウムシだましの幼虫が大量に生まれます。

雌のテントウムシだました一生に300個の卵を産むといわれています。テントウムシだましの幼虫は大量に生まれるのです。なのでテントウムシだましも大量にいるのです。

テントウムシだましは成虫も幼虫もどちらも葉を食害する害虫です。

コガネムシの除去方法

見つけ次第捕殺してください。有効薬剤はベニカ水溶液、モスピラン・トップジンMスプレー、オルトラン水和剤がジャガイモの対応しています。

 

ネキリ虫

昼間は土中に潜んで夜になると地表に出てきます。地表の茎をかじっ足り食いちぎったりする害虫です。

ネキリ虫の駆除方法

耕しているときや掘り返しているときに出てきたら捕殺しておきましょう。被害が確認されたときはカブの周りを掘り返して出てきたら捕殺します。

薬品で予防する場合は、ネキリエイトとダイアジノン粒剤が対応しています。

 

ヨトウムシ

アブラナ科の野菜が好物のヨトウムシですが、アブラナ科だけでなく多くの野菜を食い荒らします。

蛾の幼虫ですが昼間は株もとや土中に潜み、夜になると地上に現れます。だいたいは茶系の芋虫で中型から大型です。3㎝くらいから6㎝くらいのところでしょうか。

ヨトウムシの駆除方法

昼間は土中にいることが多いので駆除するのが難しく、また姿が見えないので出没していることすら気づかないことすらあるくらいです。見つけ次第捕殺することがおすすめです。虫の姿がないのに葉が虫食まれている状態を見たら土中にヨトウムシが潜んでいることをまず疑ってください。

 

コナジラミ

草花や野菜に広く寄生する小さな害虫です。一か所に無数に生息して一度に飛び立ちます。葉の裏に寄生して養分を吸い取るため葉がかすり状になり植物のお生育が悪くなります。放置しておくと野菜や花草を枯らしてしますこともあります。

コナジラミは植物の汁を吸って飛来するのでアブラムシ同様ウイルス性の病気を媒介したり、排せつ物の上にすす描画発生して葉や果実を黒く変色させる厄介者です。

コナジラミの除去方法

アブラムシ同様大量に発生したら無農薬での除去は難しく木竹酢や牛乳などを使用するか、ベニカマイルドスプレーを使います。ジャガイモにはベニカマイルドスプレーが対応しています。

 

ハダニ

ハダニはコナジラミやアブラムシと同様に葉の裏などに寄生して樹液を吸引する害虫です。梅雨明けから夏場に多く繁殖して被害を与えます。非常に小さく単体では見つけにくいのですが、数が増えてくると白くカスリ状に見えるので、この時点で被害に気付くことが多いので予防しておくことが大切です。

ハダニの除去方法

ジャガイモのハダニ予防にはベニカマイルドスプレーが適応しています。

メイガ

小さなガの幼虫です。細長い白い個体が茎や実の中を食害しているところがよく発見されています。大きさも色も多種多様な種がいますが、トウモロコシなどを食害するアワノメイガが有名です。

メイガの駆除方法

被害を確認したらその部分を丸ごと切り取るしかありません。毎年被害がひどい場合は、早めに浸透移行性の薬品を散布しておくか、無農薬で栽培する場合は見つけ次第被害にあった部分を除去するしか方法はありません。

ジャガイモにはオルトラン水和剤が対応しています。

ケラ

ケラはコオロギの中まで見た目はかわいいのですが、野菜の茎を地際から食害します。雑食の昆虫で益虫のミミズを食べたり土中の根を食害するので駆除しておいた方がいいでしょう。

ケラの駆除方法

見つけたら捕殺してください。ケラは湿地に生息していますので畑の排水性を上げてジャガイモに適した乾燥気味な環境を作ってあげましょう。

 

ジャガイモの主な病気

ジャガイモにはたくさんの病気がありますがここでは代表的なものを記載することにします。病名はたくさんありますが、いずれの病気もかかってしまってからの対応よりも常に予防しておくことが大切です。

予防としては、植え付け前に石灰や有機たい肥を多用して、健全なアルカリ性の土を作ることと、株の風通しを良くして害虫の除去をしっかりすることです。

①有機たい肥や石灰でしっかりした土作り

②剪定で風通しの良い環境を作る

③害虫を駆除してウイルスの媒介を予防する

④オーソサイドやダコニールなどの消毒剤やアーリーセーフやカリグリーンのような自然由来の有効成分を持つ薬剤を使用して予防する。

 

うどん粉病

うどん粉病はウリ科の野菜などに多く発生するウイルス性の病気で、葉に白い斑点が出て放置しておくと葉が真っ白にうどん粉をまとったようになっていき、いずれ枯死してしまう怖い病気です。ひどいときは隣接する他の植物にも感染して被害を広げる場合があるので早めの対策が必要です。ウリ科の植物だけでなく多くの植物に発生する怖い病気です。

うどん粉病の対策

うどん粉病が毎年発生するような場合は発生前からの予防が大切です。うどん粉病になる前に消毒薬を散布しておくことが大切です。

ジャガイモにはベニカマイルドスプレーが対応しています。

 

疫病

ナス科に多くに発生する土壌障害の一つで、梅雨時や秋の長雨の時期に発生しやすい病気です。茎、葉、実がしおれてやがて株全体が枯れてしまいます。特に実は黒く変色していき最終的には腐ってしまいます。

疫病の予防と対策

雨による泥の跳ね返りを防ぐためにマルチを張ったり敷き藁を引くことで簡単な予防となります。薬剤を使用するときは定期的に殺菌してください。

ジャガイモの疫病に適応した殺菌剤は以下の4点です。

そうか病

ジャガイモのそうか病はイモにあばた状の病斑ができる病気です。土壌㏗値が7.0を超えると発生することが多い病気です。

そうか病の対策

ジャガイモは弱酸性の土壌を好みます。植え付け時に石灰を入れすぎないようにしてください。石灰は入れなくてもよい場合が多いようです。

プランターで新しい土を使うときは培養土に酸度表記がされている場合が多いのでチェックしてください。

 

ジャガイモのコンパニオンプランツ 

ジャガイモと相性のいいコンパニオンプランツ 

ニラやネギなどのネギ類

互いの生育を助け合う

ダイコン

ダイコンの害虫を遠ざける

ほうれん草

相性がいい

ハーブ類と花類

マリーゴールド(線虫よけ) サルビア(虫よけ) カモミール(虫よけ株を元気にする) ミント(虫よけ) バジル

ジャガイモと相性の悪いコンパニオンプランツ 

ナス科の植物全般

ナス科全般の野菜との混植は避けてください。互いの生育を悪くします。

ウリ科全般の植物

ウリ科の植物との混植で根こぶセンチュウを増大させます。

オクラ

オクラとの混植でも根こぶ線虫を増出させます。

ジャガイモの前作に適している植物 

トウモロコシやマリーゴールドはナス科野菜の前作に適した作物です。

ジャガイモの後作に植えると良い野菜

アブラナ科の野菜

キャベツ、白菜、カリフラワー、ブロッコリーなどのアブラナ科野菜はナス科の野菜の後作に適しています。

ニンジン

ネギ

トウモロコシ

 

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