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みょうがの育て方【毎年収穫できる香味野菜 みょうがの栽培】

みょうが

みょうがは夏の家庭料理に彩を与える香味野菜の一つです。冷ややっこやざるそば、真夏に食べたい食事にあると嬉しいのが茗荷です。

スーパーなどでは結構割高な印象がありますが、家庭菜園では簡単に栽培できる野菜です。

プランターなどでも十分栽培でき、しかも一度植え付けるとほぼ自然に増えて、毎年十分な収穫が出来るので、まだ植えていない方は是非チャレンジしてみて下さい。

チャレンジと言っても簡単すぎて、、、、また、毎年増えていくので、増えすぎにも注意しなければなりません。

みょうがの育て方【毎年収穫できる香味野菜 みょうがの栽培】

この記事は、茗荷栽培の方法や主な病害虫などをまとめた内容です。

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ここからは本題【みょうがの育て方】の記事をお楽しみください。

みょうが(茗荷)の育て方【家庭菜園の予備知識編】

みょうが(茗荷)の育て方【栽培の基本情報】

野菜の種類 科目 適正土壌酸度 株間 連作障害 栽培難易度
ミョウガ ショウガ科 ㏗5.5~㏗6.0 株間50㎝ なし ★☆☆☆☆

 

みょうが(茗荷)の育て方【栽培の概要】

日照条件 日なた(半日陰でも育つ)
生育の適正気温 20℃~23℃
発芽温度 一般的に根や苗を移植する
水やり 乾燥には弱いが、露地栽培の場合極端に乾燥しているとき以外必要はない
肥料 休眠期に寒肥と成長期に追肥する
種まき時期 開花前に収穫する
植え付け適期 3月から4月頃 秋植えは10月から11月
収穫時期 5月から11月頃
定植から収穫までの期間 1年前後
開花から収穫までの期間 開花前に収穫

 

みょうが(茗荷)の育て方【植物の概要】

名称 別名など ミョウガ 茗荷 
科目属名  ショウガ科ショウガ属
原産地  東アジアの温帯地域
分類 多年草 宿根草 
樹高  30㎝~60㎝くらい(地上部)
その他特徴など 根宿草で1度植えつけると長く栽培できる 根を横に伸ばして増える

 

みょうが(茗荷)の育て方【家庭菜園の実践編】

 

みょうが(茗荷)の栽培カレンダー

みょうが(茗荷)の土と畑作り

苦土石灰や消石灰は必要?

土壌適正酸度は㏗値5.5~6.0と弱酸性の土壌を好みます。

植えつける際、石灰はどちらでもいいです。入れるなら少量にしてください。

家庭菜園のマメ知識 石灰と化成肥料について

消石灰や苦土石灰は植え付けの2週間前までに施肥してください。石灰の中和と同時に化学肥料をまいてしまうと土の中で化学反応を起こして作物の成長に影響を与える可能性があるので、早いうちにまいておきましょう。

堆肥と元肥を与えて土を耕しておきましょう

定植の7日くらい前までに土に堆肥として牛糞や鶏糞、豚糞などを与えてよく耕して、化成肥料を使う場合は元肥として10-10-10や14-14-14などの化成肥料を一株に対して1握り程度まぶしておきましょう。深さは20㎝~30㎝、少し深めに耕しておきましょう。

元肥とは定植前に施す肥料のことで、同じ肥料でも堆肥とは土に栄養を与えてふかふかな土を作るのに適した肥料のことを指します。牛糞堆肥は土をふかふかにしてくれる堆肥としての特徴が強く、鶏糞は堆肥としての力はあまりありませんが、肥料分を多く含んでいます。豚糞堆肥はある意味万能で堆肥としても元肥としても大変有効な肥料です。

畑で栽培する場合は畝を作って水はけを良くしておきましょう

堆肥を入れてよく耕したら幅60cm~70cm高さ10cmほどの畝を作ります。畝を作ると水はけがよくなります。

畝ができたらマルチを敷いておきましょう

家庭菜園の豆知識 マルチの効果について

畑で栽培する場合黒色のマルチを敷いておくと地の温度を上げてくれるので定植後の成長が促進されます。また黒マルチは光を通さないので雑草の繁殖を防いでくれます。値段は少し上がりますが色がシルバーのマルチもあり、こちらはアブラムシなどの光るものを避けて行動する一部の害虫の接近を予防する効果があります。

土の跳ね返りによる病気の侵入を防いでくれるのでマルチは有効で、さらに放置しておくとすぐに雑草が生えて手に負えなくなるので黒マルチは必須です。

茗荷の場合栽培期間が長いのでマルチをしておくと雑草の繁殖を抑えることが出来るので便利です。ただし数年にわたり栽培する場合、ミョウガは横に広がって増えていくのでマルチは外して下さい。

庭の隅ではマルチなど必要なし

庭の空いたスペースで育てる場合は、マルチなどしなくても大丈夫です。その代わりに雑草を取ってあげなくてはいけませんが、夏場に背丈が伸びてくると日陰を作るのであまりひどくなりません。

 

みょうが(茗荷)の植え付け

ミョウガは宿根草の香味野菜です。茗荷をプランターや庭先に植えておくと、ほとんど放置しておいても長年にわたり収穫できる大変便利な野菜です。

茗荷は年に2回、春先の植え付けと秋にも植えつけることが出来ます。春には園芸店で、ポットに入った苗を購入することが出来、秋には袋入りの根茎を購入することが出来ます。

ミョウガ(茗荷)ポットな値の植え付け

春にポットに入った苗を入手した時には、

植穴をあける

ポット苗の場合は植え付けは簡単で、通常のポット苗と同じ要領で植え付けることが出来ます。

植穴に水を入れる

苗を植え付ける前に植穴に水を入れて畝にある程度水分を浸透させておきましょう。適当な量でOKです。こうしておくと定植後の苗が根張りしやすくなります。

水が浸透したら苗を植え付けてください。畑の土とポットの土の間に間隔が出来ないようにしっかりなじませておいてください。

ミョウガ(茗荷)の根を購入して植え付ける場合

茗荷は秋にビニール袋に入った休眠中の根を購入することが出ます。

深さ15㎝から20㎝くらいで、根茎を寝かせられるくらいの溝を掘って、土をかぶせておいてください。

 

みょうが(茗荷)の株間

畑の場合は、株間15㎝~20㎝で、プランターの場合は10㎝~15㎝くらいです。

ポット苗でも根茎の場合でも株間は同じで大丈夫です。

家庭菜園の予備知識 一般的な株間について

株間は野菜を植え付けるときになやむ要素の一つです。株間は野菜の特性によってさまざまで、だいたいはその野菜の成長の仕方や草丈、横にどれだけ広がるかによって変わってきます。

植物の根張りの広がり具合は、地上での広がりがそのまま地下でも展開されていると考えてよいとされています。要するに地上で横に広がっている枝の先端と同じあたりまで根が張っているとゆうことだそうです。

みょうが(茗荷)の追肥

茗荷は年をまたいで長年にわたり栽培できる野菜です。庭先に植えておくと何年も収穫できる宿根草なのですが、毎年追肥はしなければなりません。

茗荷の追肥には大きく分けて2つあり、1つは休眠期の寒肥で、もうひとつは成長期の追肥です。

休眠期の寒肥

休眠期から目覚める3月頃に1回行います。

年に1回の寒肥(3月)

鶏糞や化成肥料を株もとに蒔いて土をなじまっせておいて下さい。一株当たり役一握り役50gから70gくらいです。

成長期の追肥

6月から月1回の追肥

6月から月に1回のペースで化成肥料か鶏糞などを株もとに蒔いて土になじましておきましょう。追肥は10月頃まで行います。

 

みょうが(茗荷)の水やり

茗荷は乾燥を嫌う野菜ですが、通常庭先や畑で栽培する場合、極端に乾燥しあ時以外は水やりする必要はありません。

あまり乾燥した日が続く場合はしっかり水やりしてください。プランターの場合は乾かさないようにしてください。

 

みょうが(茗荷)の収穫 

植え付けから1年目の遊郭はあまり期待できません。2年目からは株が充実してきて徐々に収穫量が増えてきます。

花茗荷の収穫

茗荷は花穂を収穫するのが一般的です。

カブが充実してくると主茎の生え際あたりから花穂が出てきます。しばらくすると、花穂が開花するのですが、花穂が開花する前に花穂を収穫してください。

開花してからは風味が落ちて、空洞の茗荷になってしまします。

収穫期には株元をよく探して花穂が出ていないか探してみてください。

ある程度成長した花穂を見つけたら早期に収穫してください。手でひねり、ちぎると簡単に収穫できます。

茗荷竹の収穫

植え付け後2から3年目からの新芽を遮光して軟白させて、高級食材のミョウガタケを収穫することができます。

 

みょうが(茗荷)の主な害虫

アブラムシ

アブラムシは春から夏の終わりごろまでに飛来して繁殖する害虫で、ほとんどの野菜に被害を与える害虫の代表的存在です。小さな個体が群集している様子がものすごく気持ち悪いと感じる方が多いと思います。

アブラムシの駆除方法

アブラムシにもたくさんの種類がいて葉や茎からエキスを吸引し、ウイルス性の病気を媒介するので駆除が必要です。

テントウムシの成虫はアブラムシを食べる益虫ですが、テントウムシがいることはアブラムシもいるということになるので注意してください。

無農薬で栽培する場合はガムテープで除去したり、牛乳を散布して窒息死させたり、木炭や竹炭を作る際に発生する煙の成分を冷却して得られた水溶液である木竹酢を散布したり、黄色い粘着力のある札を作物にぶら下げたり、銀色のマルチや光テープで囲ったり対処の方法はたくさんあります。

手に負えなくなって薬剤の散布を考える場合、アーリーセーフが有効です。

エシャレットにはアーリーセーフ対応しています。どうしても被害がひどく、薬品を使う場合は適量散布してください。

アブラムシ駆除のお方法は別の記事に詳しく記載したいと思いますのでそちらの記事を参照してください。

 

ヨトウムシ

アブラナ科の野菜が好物のヨトウムシですが、アブラナ科だけでなく多くの野菜を食い荒らします。

蛾の幼虫ですが昼間は株もとや土中に潜み、夜になると地上に現れます。だいたいは茶系の芋虫で中型から大型です。3㎝くらいから6㎝くらいのところでしょうか。

上の写真はさなぎです。見つけたら捕殺しておくと良いでしょう。

ヨトウムシの駆除方法

昼間は土中にいることが多いので駆除するのが難しく、また姿が見えないので出没していることすら気づかないことすらあるくらいです。見つけ次第捕殺することがおすすめです。虫の姿がないのに葉が虫食まれている状態を見たら土中にヨトウムシが潜んでいることをまず疑ってください。

カイガラムシ

枝茎葉に寄生する害虫です。貝殻に似た白い殻をかぶって枝や茎に張り付いて樹液を吸引します。

カイガラムシの除去方法

歯ブラシなどでこすり取ると取れますが、葉や茎を傷つけてしまいます。薬剤を使用する場合はベニカ水溶剤などが有効です。

茗荷にはベニカ水溶剤が適合しています。

ハダニ

ハダニはコナジラミやアブラムシと同様に葉の裏などに寄生して樹液を吸引する害虫です。梅雨明けから夏場に多く繁殖して被害を与えます。非常に小さく単体では見つけにくいのですが、数が増えてくると白くカスリ状に見えるので、この時点で被害に気付くことが多いので予防しておくことが大切です。

ハダニの除去方法

ハダニの予防にはアーリーセーフが有効です。

 

みょうが(茗荷)の主な病気

いくつかの病気や生理障害ありますがここではかかりやすい代表的なものを記載することにします。いずれの病気もかかってしまってからの対応よりも常に予防しておくことが大切です。

予防としては、植え付け前に石灰や有機たい肥を多用して、健全なアルカリ性の土を作ることと、株の風通しを良くして害虫の除去をしっかりすることです。

①有機たい肥や石灰でしっかりした土作り

②剪定で風通しの良い環境を作る

③害虫を駆除してウイルスの媒介を予防する

④オーソサイドやダコニールなどの消毒剤やアーリーセーフやカリグリーンのような自然由来の有効成分を持つ薬剤を使用して予防する。

 

うどん粉病

うどん粉病はウリ科の野菜などに多く発生するウイルス性の病気で、葉に白い斑点が出て放置しておくと葉が真っ白にうどん粉をまとったようになっていき、いずれ枯死してしまう怖い病気です。ひどいときは隣接する他の植物にも感染して被害を広げる場合があるので早めの対策が必要です。ウリ科の植物だけでなく多くの植物に発生する怖い病気です。

うどん粉病の対策

うどん粉病が毎年発生するような場合は発生前からの予防が大切です。うどん粉病になる前に消毒薬を散布しておくことが大切です。

予防にはアーリーセーフやカリグリーン、ベニカマイルドスプレーが有効です。

灰色かび病

茎や葉が解けるように腐る病気で、進行が進むとやがて灰色のカビに覆われて枯死する病気です。高湿で風通しが悪い状態で発生し、病原菌はしおれた過花弁、害虫の食害の跡、チッソ過多により軟弱に育った組織から侵入することが多く、枯れた花をこまめに摘み取ったり殺菌剤を使う場合は、予防としてカリグリーンで消毒しておくのも有効です。

灰色かび病の対策

先ほども述べたように、風通しを良くして咲き終わった花弁はこまめに撤去することで環境は改善されます。発生した場合は枯れた部分は完全に取り除きましょう。予防にはカリグリーンの散布が有効です。

 

みょうが(茗荷)のコンパニオンプランツ 

みょうが(茗荷)と相性のいいコンパニオンプランツ 

野菜ではありませんがも鉅鹿は下記の期の下に植えると良いとされています。下記の自然落下を軽減して株もとの雑草を抑えてくれるといわれていますが根拠はわかりません。

 

みょうが(茗荷)の前作と後作に適している植物 

基本的にミョウガは同じ場所で数年栽培するので、輪作の中には入りません。後作や前先についても向き不向きはありませんが、一度植え付けて何年か育てると、仮に根茎を掘り起こしても、取りきれずに残っている場合が多く、非常に繁殖力が高いので手に負えなくなるので気を付けて下さい。

今日は最後までご覧いただいてありがとうございます。

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