白菜

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アブラナ科の野菜 野菜の育て方

白菜の育て方【結球させる3つのポイントとトンネル栽培!成功への鍵は結球と害虫駆除】

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家庭菜園での白菜栽培のキーポイントは結球と害虫駆除です。といっても過言ではないでしょう。

何カ月も栽培してきて最終的に丸々した結球したハクサイが収穫できなかった経験、または、せっかく結球してくれても中に小さな虫が侵入していて残念な結果に終わってしまった経験はありませんか?私は何度かこのような経験で後悔したことがあったので、今回は私が毎年白菜を植え付ける際に気を付けているポイントを上げておきます。

白菜の育て方【結球させる3つのポイントとトンネル栽培!成功への鍵は結球と害虫駆除】

結球させる3つのポイント

①植えつけの時期

②株間

③追肥

害虫対策

気温が下がってくると害虫の発生は減るのですが、問題は植え付け時期です。秋蒔きの場合、植え付け時期は9月から10月頃ですが、この時期はちょうどモンシロチョウなどが畑を飛び回っています。この時期に卵を産み付けられてしまうと害虫被害が広がってしまうので、栽培初期にしっかり対策することがポイントです。

今日は結球と害虫対策にまつわる作業を中心に家庭菜園で失敗しない白菜の育て方を説明していきたいと思います。

ハクサイ

家庭野菜

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白菜の育て方【家庭菜園の予備知識】

白菜の育て方【栽培の基本情報】

野菜の種類 科目 適正土壌酸度 株間 連作障害 栽培難易度
白菜 アブラナ科 ㏗6.0~㏗6.5 50cm~60cm あり 輪作2年~3年 ★★☆☆☆

白菜

白菜の育て方【栽培の概要】

日照条件 日なたを好む
生育の適正気温 15℃~20℃前後
発芽温度 20℃~30℃
水やり プランターの場合、乾いたらたっぷり水やり 
肥料 20日に1度化成肥料を1握り程度 結球させるためには外葉を大きく育てる(多肥料が必要)
種まき時期 8月~9月頃(秋蒔き)
植え付け適期 8月下旬~10月頃(秋蒔き)
収穫時期 10月末~翌年2月頃(秋蒔き)
種まきから収穫までの期間 55日~90日前後
開花から収穫までの期間 開花前に収穫する

 

白菜の育て方【植物の概要】

名称 別名など 白菜 ハクサイ 結球白菜 大白菜 小白菜
科目属名  アブラナ科アブラナ属
原産地 地中海沿岸地方から中国に伝わった
分類 二年生植物
樹高  20cm~40cm程度
その他特徴など 秋蒔きと春蒔きがあるが家庭菜園では秋蒔きがおすすめ

家庭菜園でおすすめの白菜品種

結球する品種としない品種

白菜には、結球する品種と結球しない品種があります。現在では結球する品種が主流ですが、白菜はもともとは結球しない品種が起源で、結球しない品種が原産地である地中海沿岸地方から11世紀頃に中国に伝播し、結球種が中国で生まれたそうです。

日本にはもともと結球しない白菜が伝わっていましたが、明治時代に入り結球種の白菜が日本でも栽培されるようになったようです。

白菜の代表的な品類

白菜

スーパーでよく見かけるのがこのタイプで、サイズは大きなもので3キロ以上あります。葉の色は比較的薄い緑と白です。

ハクサイ

栽培期間の長さによってそれぞれ早生(わせ)中生(なかせ)晩生(おくて)などのの品種にわかれています。大きさも様々な品種が出回っていて、家庭菜園でも一般的に栽培されている品種がこれです。

山東菜

葉先が開いた半結球状態で大きくなる大型の白菜。
甘くてシャキシャキした食感が特徴です。

ミニ白菜

通常の白菜が重さが3~4k程度あるのに対して、1kgくらいの小型の白菜です。
一度に使いきれるので人気が高まっています。プランター栽培にも適しています。

オレンジ白菜

中の葉があざやかなオレンジ色をした白菜です。
甘味が強く、においも少ないので、サラダなどにもよく使われます。

タケノコ白菜

長さ40~50cm、直径15cmほどの長円筒形をしている白菜で、形が、竹の子に似ていることからこの名がつきました。葉肉がかたく、煮崩れしにくいので煮物に向きます。

不結球タイプの品種

そのほかに白菜には、全く結球しない非結球タイプのものもあります。根元からは先にかけて広がっている広島菜などはこのタイプになります。

家庭菜園でおすすめ品種

家庭菜園では、結球種の早生種がおすすめです。早生種は栽培期間が短いのでそれだけ害虫の被害にあう可能性も比較的少なく、さらに比較的小型から中型のお品種がより育てやすいので家庭菜園ではおすすめです。

白菜の育て方【家庭菜園での実践編】

白菜

白菜の栽培カレンダー

白菜の栽培カレンダー

白菜の土と畑作り

苦土石灰や消石灰で土の酸度を中和する

土壌適正酸度は㏗値6.0~6.5と弱酸性の土壌を好みます。栽培の2週間くらい前までに苦土石灰や消石灰をまいて中和しておきましょう。石灰の量は地面全体に軽く振りかけるまたはかぶせる程度でOKです。

石灰

石灰の中和と同時に化学肥料をまいてしまうと土の中で化学反応を起こして作物の成長に影響を与える可能性があるので、早いうちにまいておくのがBESTです。

堆肥と元肥を与えて土を耕しておきましょう

豚糞

定植の7日くらい前までに土に堆肥として牛糞や鶏糞、豚糞などを与えてよく耕して、化成肥料を使う場合は元肥として10-10-10や14-14-14などの化成肥料を一株に対して1握り程度混ぜておきましょう。

鶏糞

元肥とは定植前に施す肥料のことで、同じ肥料でも堆肥とは土に栄養を与えてふかふかな土を作るのに適した肥料のことを指します。牛糞堆肥は土をふかふかにしてくれる堆肥としての特徴が強く、鶏糞は堆肥としての力はあまりありませんが、肥料分を多く含んでいます。豚糞堆肥はある意味万能で堆肥としても元肥としても大変有効な肥料です。

ここまでの作業は畑でもプランターでもだいたい同じです。

牛ふん

畑で栽培する場合は畝を作って水はけを良くしておきましょう

堆肥を入れてよく耕したら幅60cm~70cm高さ10cmほどの畝を作ります。畝を作ると水はけがよくなります。

畝

畝ができたらマルチを敷いて地温を上げておきましょう

黒マルチ

畑で栽培する場合黒色のマルチを敷いておくと地の温度を上げてくれるので定植後の成長が促進されます。また黒マルチは光を通さないので雑草の繁殖を防いでくれます。値段は少し上がりますがシルバーマルチもあり、こちらはアブラムシなどの光るものを避けて行動する一部の害虫の接近を予防する効果があります。

土の跳ね返りによる病気の侵入を防いでくれるのでマルチは有効で、さらに放置しておくとすぐに雑草が生えて手に負えなくなるので黒マルチは必須です。

 

白菜の種まきと定植

白菜の種

種まきはその他の野菜と変わりません

もちろん直接プランターや畑にまくこともできますが、直接蒔くよりもポットで苗を育ててから定植したほうが安心で経済的です。

種まき

 

種まき

プランターや畑に直巻きする場合もポットに苗を作る場合も要領はほぼ同じで、深さ3cm~5cmくらいで、土をしっかりかぶせて暗闇を作るイメージです。発芽を促進させるには複数の種を同にポットに入れることです。複数発芽させて間引いていくことをお勧めします。種は小さいのでパラパラまくイメージでOKです。

 

注意すること

水やりで種が飛び出さないように土を上からしっかり押さえておきましょう。また、鳥などに種を食べられないように不織布などでカバーしておくと安心です。

種まきの様子

白菜の定植方法や株間

白菜の苗

定植の仕方は基本的にその他の野菜と同様と考えてください。

植穴をあける

苗の定植はポット苗植え付け用の器具や球根植え付け用の器具を使うと簡単です。

植え付け器具

器具を使ってポットとだいたい同じ深さの植穴を作って植え付けます。

 

植穴に水を入れる

苗を植え付ける前に植穴に水を入れて畝にある程度水分を浸透させておきましょう。適当な量でOKです。こうしておくと定植後の苗が根張りしやすくなります。

植え付け

農薬

好みですが無農薬にこだわらずに低農薬を許容する場合は、水を入れる前に植穴にオルトラン粒剤やスミフェート粒剤、スターガード粒剤のような浸透移行型の殺虫剤の中から栽培する野菜に対応した薬品を入れておくと栽培初期の害虫予防になります。

農薬

栽培初期のアブラムシの被害が気になり、低農薬を許容する場合はオルトラン粒剤を株もとに入れてあげましょう。オルトラン粒剤は白菜に公式対応している浸透移行型薬品です。

 

株間

株間は野菜を植え付けるときになやむ要素の一つです。株間は野菜の特性によってさまざまで、だいたいはその野菜の成長の仕方や草丈、横にどれだけ広がるかによって変わってきます。

株間

植物の根張りの広がり具合は、地上での広がりがそのまま地下でも展開されていると考えてよいとされています。要するに地上で横に広がっている枝の先端と同じあたりまで根が張っているとゆうことだそうです。

白菜の株間

白菜を畑で栽培する場合は株間50cm~60cm取ると良いでしょう。

白菜の植え付け

小型の品種の場合は

小型の場合20cmでも栽培できますよ。実験的に詰めて植え付けたときに成功した例です。

ハクサイの株間

プランター栽培では

プランターで栽培する場合、10号鉢に1本植えするか、広めのプランターに2本植えするのがおすすめです。

白菜プランター

株間を狭くしてしまうと結球しにくいので結球しなかったときは、春まで待って白菜の花(なばな)を収穫しましょう。

プランター栽培の場合肥料切れや水切れを起こしやすいので気を付けてください。

プランター

白菜の栽培で重要な要素とは|株間と防虫

白菜栽培には欠かせない要素はたくさんありますが、私が思う最も重要な要素は株間と防虫の作業です。白菜をうまく結球させるためには肥料を適量与えることですがその前に適当な株間を取ってあげないと中々結球してくれません。家庭菜園の限られたスペースでは極力株間を詰めてたくさん植え付けたいところです。さらにナスやトマトなどと違い1個の株から1個の白菜しか取れません。家庭菜園で白菜などのアブラナ科野菜を育てる場合、株間は重要な問題です。

白菜

もう一つの重要な作業は、防虫の対策です。栽培末期の1月~2月頃は害虫の被害は少ないのですが、植えつけた当初はまだ気温が温暖で害虫の飛来があります。蝶々が飛んできたりアブラムシが飛んできたりで大変です。結球しても中の方まで虫が侵入していて食べるところがないとか気持ち悪いとかで、残念な結果に終わってしまうことも少なくないのです。かといって、農薬は使いたくないのが葉物野菜です。

プランター

白菜栽培で苗が小さいうちは、不織布や防虫ネットでトンネル栽培することが必須です。結構面倒な作業ですが、これをやるのとやらないとでは全然結果が変わります。苗を植えたらすぐにトンネルで対策してください。トンネルは追肥の時に少し開けたり、株が大きくなって圧迫されるようおになってきたら片方だけ外して解放してあげると良いでしょう。そうしておくと、真冬に雪が降る前にもう一度軽くかぶせてあげることができます。

白菜の追肥と水やり 

追肥

1回目の追肥

1回目の追肥は定植から2週間後くらいで行います。株もとをスコップで軽く掘り追肥してください。化成肥料か鶏糞役一握り、約50gから70g程度を毎回施肥していくと良いでしょう。

 

2回目以降の追肥

収穫や剪定のたびに、だいたい2週間に1度を目安に追肥してください。

白菜の追肥

基本は株からだんだん離していきながら追肥するのですが、プランターの場合株間や株の周りにパラパラまいて軽く土になじませるイメージでOKです。

 

水やり

プランターで栽培する場合は特に水切れしやすいので注意してください。表面が乾いたらたっぷりと水やりして水切れをさせないのが栽培のポイントです。

畑での栽培の場合は通常水やりは必要ありませんが、植え付け間際の小さい苗の時や真夏の日照りが続く時期には適度に水やりしてください。

水やり

 

白菜の収穫 

ハクサイは、株が結球して上から抑えて固くなってきたら収穫できます。

ハクサイの収穫

収穫のタイミングは難しいと言ったら難しいのですが、そんなに過敏にならなくても大丈夫です。畑である程度放置しておいてもいいので、大きくなって頭を押して固くなったものから順番に収穫していってください。

ハクサイの収穫

収穫には包丁が必要で、根元を包丁で切って収穫します。

白菜

白菜の害虫 

アブラムシ

アブラムシは春から夏の終わりごろまでに飛来して繁殖する害虫で、ほとんどの野菜に被害を与える害虫の代表的存在です。小さな個体が群集している様子がものすごく気持ち悪いと感じる方が多いと思います。

アブラムシ

アブラムシの駆除方法

アブラムシにもたくさんの種類がいて、たくさんの種類のアブラムシが寄生します。いずれも株のエキスを吸引し、ウイルス性の病気を媒介するので駆除が必要です。

テントウムシの成虫はアブラムシを食べる益虫ですが、テントウムシがいることはアブラムシもいるということになるので注意してください。

テントウムシ

無農薬で栽培する場合はガムテープで除去したり、牛乳を散布して窒息死させたり、木炭や竹炭を作る際に発生する煙の成分を冷却して得られた水溶液である木竹酢を散布したり、黄色い粘着力のある札を作物にぶら下げたり、銀色のマルチや光テープで囲ったり対処の方法はたくさんあります。

粘着テープ

白菜に対応した薬品はトレボン乳剤ですが、冬場の栽培はアブラムシの被害は少なく、秋口の苗がまだ小さいころにトンネル栽培することでアブラムシの被害は抑えられます。

プランター

ハダニ

ハダニはコナジラミやアブラムシと同様に葉の裏などに寄生して樹液を吸引する害虫です。梅雨明けから夏場に多く繁殖して被害を与えます。非常に小さく単体では見つけにくいのですが、数が増えてくると白くカスリ状に見えるので、この時点で被害に気付くことが多いので予防しておくことが大切です。

ハダニの除去方法

ハダニの予防にはアーリーセーフが有効です。

コガネムシの幼虫

コガネムシの幼虫は土の中で根を食害し最悪の場合全てを枯らしてしまいます。成虫は葉を食害し繁殖も旺盛なので厄介な害虫です。見つけたら捕殺しましょう。

コガネムシの幼虫

コガネムシの幼虫の駆除方法

耕しているときや掘り返しているときに出てきたら捕殺しておきましょう。

 

ヨトウムシ

アブラナ科の野菜が好物のヨトウムシですが、アブラナ科だけでなく多くの野菜を食い荒らします。

ヨトウムシ

蛾の幼虫ですが昼間は株もとや土中に潜み、夜になると地上に現れます。だいたいは茶系の芋虫で中型から大型です。3㎝くらいから6㎝くらいのところでしょうか。

ヨトウムシの駆除方法

昼間は土中にいることが多いので駆除するのが難しく、また姿が見えないので出没していることすら気づかないことすらあるくらいです。見つけ次第捕殺することがおすすめです。虫の姿がないのに葉が虫食まれている状態を見たら土中にヨトウムシが潜んでいることをまず疑ってください。

アザミウマ

アザミウマはアブラムシと同様に樹液を吸引する害虫です。夏場の乾燥時期に多く発生し植物に害を与える吸汁性害虫です。

ケラ

ケラはコオロギの仲間で見た目はかわいいのですが、野菜の茎を地際から食害します。雑食の昆虫で益虫のミミズを食べたり土中の根を食害するので駆除しておいた方がいいでしょう。

ケラの駆除方法

見つけたら捕殺してください。ケラは湿地に生息していますので畑の排水性を上げてトマトに適した乾燥気味な環境を作ってあげましょう。

 

タバコガの幼虫

タバコガの幼虫は7月から10月ごろに頻繁に表れ次々に葉や茎、実を食害する害虫です。小さい芋虫ですが食害されるとその被害は大きいので注意が必要です。

 

タバコガの駆除方法

実に入ってしまうと撃退は不可能です。その身は取り除いてください。ミニ侵入する前であれば捕殺するか薬品を使って除去するしかありません。農薬を使う場合はゼンターリ顆粒水和剤がトマトに対応しています。

コナガ

コナガの幼虫は小さな緑色の芋虫で葉の裏について葉を食害します。葉の表面がかすれたようになり白っぽく見えるのが被害の特徴です。

コナガの駆除方法

コナガの幼虫を見つけたら橋などでつまんで捕殺してください。コナガが繁殖する前に防御することが重要で、不織布や防虫ネットをかけてトンネル栽培することで飛来して産卵するのを防いでください。

薬品は天然成分のSTゼンターリ顆粒水和剤(かりゅうすいわざい)がおすすめです。天然成分で有機栽培にも適しています。

オオタバコガ

オオタバコガの幼虫はコナガよりも大きい緑色の青虫でコナガ同様葉を食害します。

オオタバコガの駆除方法

見つけ次第捕殺してください。箸などを使うと簡単に捕まえることができます。トンネル栽培で飛来を防ぐか、さらに薬品を使う場合はオーガニック成分のSTゼンター顆粒水和剤がおすすめです。

アオムシ

アオムシは大きめの緑色の芋虫で、主にモンシロチョウの幼虫などです。

アオムシ

秋口に畑の周りに頻繁にやってきて卵を植え付ける黄色や白色の小さな蝶の幼虫です。

アオムシの駆除方法

産卵させないようにトンネル栽培で防御してください。当然ですが見つけたら捕殺してください。薬品はコナガなどと同じで、STゼンターリ顆粒水和剤に対応しています。

その他の害虫

カタツムリやナメクジなども柔らかい葉を食害します。ネキリ虫やダンゴムシも根や茎を食害し、ガの幼虫と同じような姿をしたハバチの幼虫も葉を食害します。コウロギモもケラと同様に害虫です。

 

白菜の病気

アブラナ科の野菜にはたくさんの病気がありますがここでは代表的なものを記載することにします。病名はたくさんありますが、いずれの病気もかかってしまってからの対応よりも常に予防しておくことが大切です。

予防としては、植え付け前に石灰や有機たい肥を多用して、健全なアルカリ性の土を作ることと、株の風通しを良くして害虫の除去をしっかりすることです。

①有機たい肥や石灰でしっかりした土作り

②剪定で風通しの良い環境を作る

③害虫を駆除してウイルスの媒介を予防する

④オーソサイドやダコニールなどの消毒剤やアーリーセーフやカリグリーンのような自然由来の有効成分を持つ薬剤を使用して予防する。

 

うどん粉病

うどん粉病は野菜だけでなく植物全般に発生するウイルス性の病気で、葉に白い斑点が出て放置しておくと葉が真っ白にうどん粉をまとったようになっていき、いずれ枯死してしまう怖い病気です。ひどいときは隣接する他の植物にも感染して被害を広げる場合があるので早めの対策が必要です。

うどん粉病

うどん粉病の対策

うどん粉病が毎年発生するような場合は発生前からの予防が大切です。うどん粉病になる前にアーリーセーフなどの液剤を散布しておくことが大切です。

 

白さび病

葉の裏などに白い斑点が現れる病気です。低温でじめじめした環境で発生することが多く、夏場はほとんど発生することがありません。

白さび病の予防と対策

密集した栽培をさせ間引き栽培で風通しの良い環境にしてあげることで発生を防いでください。

予防にはダコニールかGFワイドヒッター顆粒水和剤の散布が有効です。どちらも白菜に対応しています。

 

灰色かび病

茎や葉が解けるように腐る病気で、進行が進むとやがて灰色のカビに覆われて枯死する病気です。高湿で風通しが悪い状態で発生し、病原菌はしおれた過花弁、害虫の食害の跡、チッソ過多により軟弱に育った組織から侵入することが多く、枯れた花をこまめに摘み取ったり殺菌剤を使う場合は、予防としてダコニールやオーソサイド水溶液などで消毒しておくのも有効です。

灰色かび病の対策

先ほども述べたように、風通しを良くして咲き終わった花弁はこまめに撤去することで環境は改善されます。発生した場合は枯れた部分は完全に取り除きましょう。予防にはダコニールかGFワイドヒッター顆粒水和剤が有効です。

根こぶ病

アブラナ科特有の土壌障害で、根に小さなこぶがいくつもできてしまいます。生育不良を起こして最終的には枯れてしまいます。

根こぶ病の予防と対策

連作を避けて石灰を入れて土の力を上げてあげることが重要です。特にアルカリ性の土壌には発生しにくいので、栽培前に苦土石灰をしっかり施肥してください。

ハクサイの根こぶ病の予防には石原フロンサイド粉剤が有効です。石原フロンサイド粉剤はキャベツや白菜などのアブラナ科の根こぶ病予防に広く対応しています。

 

 

白菜のコンパニオンプランツ 

白菜と相性のいいコンパニオンプランツ 

結球しないキク科の植物が虫よけに良いとされています。

白菜とリーフレタス

サニーレタス

リーフレタス

サンチェ

エンダイブ

春菊

春菊

ミックスベイビーリーフなど

ハーブ類と花類

マリーゴールド(線虫よけ) サルビア(虫よけ) カモミール(虫よけ株を元気にする) ミント(虫よけ) 

ハクサイと相性の悪いコンパニオンプランツ 

ニラやネギなどのネギ類の植物は混植に適していません。

ハクサイの前作に適している植物 

トウモロコシやマリーゴールドはアブラナ科野菜の前作に適した作物です。

トウモロコシの図

ハクサイの後作に植えると良い野菜

ソラマメなどのマメ科の野菜やネギ類の野菜などが後作に良いとされています。

ソラ豆

 







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