だいたいどこのホームセンターの園芸コーナーにも農業用の支柱は置いてあると思います。春先から夏場になると特にコーナーが大きくなって販売している支柱の種類も増えてきますが、これは冬場の葉物野菜よりも夏野菜のほうが圧倒的に支柱を使うことが多いからです。
今日は支柱にはどんな役割と種類があって、それぞれの用途に合わせてどれを買えばいいのか?
また私が100均で買った安価な支柱とそれを6年間使った感想を書いていきたいと思います。それではまずは支柱の役割から、、、、
支柱の役割
白菜やキャベツ、小松菜などのアブラナ科の野菜やほうれん草やレタスなどの葉物野菜の栽培には支柱は必要ありませんが、マメ科のつる性の野菜やトマトやナスなどの夏野菜の栽培には支柱の設置が必要です。
夏に台風がやってきても耐えられるような頑丈な支柱を立てて、野菜を守ってあげましょう。
また、春には、植え付けて間もない苗が風で折れてしまわないように仮支柱を立てて苗を守ってあげることも大切です。
夏の支柱コーナーをのぞいてみると
ホームセンターや農業資材を扱うお店に行くと様々な長さや太さの支柱が販売されています。特に夏場にはたくさんの種類の支柱が置いてあって、どれを買うか迷うところですよね。中には素晴らしいアイデアの商品もあったりして、、、、
本日はご訪問ありがとうございます。このサイトが面白いなと思った方はブックマークなどして、ほかの記事もご覧いただけると嬉しいです。ここからは本題の記事をお楽しみください。
園芸用支柱の種類
いろいろな支柱がホームセンターなどで販売されています。
栽培する野菜や仕立て方によって使用する支柱の長さや形は異なりますが、まずは主な支柱の種類を説明しておきましょう。
園芸支柱(シンプルな棒?支柱)
シンプルな棒状のもので様々な長さと太さがあります。
鋼製の筒棒に緑色のコーテイングがされている場合が多くイボが付いているイボありとイボがないものがあります。
ホームセンターで売っている本格的な農業用支柱は100均で売っているもののだいたい2倍くらいしますが、果たして価値はあるのかどうか?これは後でお話ししたいと思います。
トンネル支柱
トンネル栽培などを行うときに用いられるU字型に加工された支柱です。植えん幅によって大小様々なサイズが選べます。
天然竹支柱
天然の竹を120cm程度に切りそろえたものです。大きさにはばらつきがありますがとにかく1本あたりの価格は安く、大量に使う場合は便利です。
棚支柱などの各種セット商品
ジョイントやネットなどが付いている便利なセット商品もたくさん販売されています。栽培する野菜や仕立て方に応じていろいろな種類があり、プランターなどへの設置も簡単に行えるものも出回っています。
アーチ支柱
大型のU字支柱です。1本でアーチができるのでトマトの雨よけなどにもよく使われています。キュウリ栽培などに用いられるパイプでつないで使用する大型のアーチパイプなどもあります。
トマトポール
くねくねしたらせん状に曲げられた1本のポールでトマトの1本立ちがこのポーリ1本で簡単に仕立てられます。
プランター用の支柱
プランター用の支柱として、支柱同士を上部で連結させることができるようにジョイント付いた便利な支柱セットも購入できます。
その他
その他にも野菜用ではありませんが園芸用としてはバラなどのつる性の花木を仕立てるフラワーアーチや装飾を施した鉄製のフェンスなどがあります。
一般的な普通の園芸用支柱
シンプルな園芸用支柱
数ある園芸用支柱の支柱の中から、シンプルな1本の棒型の支柱です。
100円ショップでもよく売られているもので、長さや太さが違うものがたくさんありますが園芸店ではだいたい1本100円~200円前後ぐらいで販売されています。
ホームセンターや園芸店よりも100均のほうが安いのですが、強度的にも商品によってばらつきがありますので、少々高くても商品をよく見て選んだほうがいいと思います。長さや太さが選べる園芸ショップやホームセンターに行ってみてみましょう。
わたしも100均製品を使っていますが折れやすくてカバーが外れやすいのは事実ですが、ただ値段が安いので重宝しています。
私の近くの100均には長さもと210cmと90cmの2種類しかないのですが、ホームセンターにはイボありイボなし、長さも様々、太さもいくつかあって選べるようになっています。
ホームセンターや園芸店でよく売られているシンプルな棒状の園芸用支柱の種類を見ていきましょう。
シンプルな棒状の園芸用支柱のタイプなど
つるつるタイプといぼタイプ
園芸用支柱のタイプは大きく分けて表面がつるつるのタイプと突起が付いているイボ竹タイプの2つに分けられます。 イボあり支柱もイボなし支柱もそれぞれいろんな長さや太さのものが出回っています。
太さや長さの違いは
長さは90cmくらいから長いもので240cmのものが一般的で太さは直径0.8cmから直径2cmくらいのものがよくつかわれています。太さが太いほうが強度が増しますがその分価格も高くなってしまいます。太さや長さは栽培する野菜や必要な強度によって使い分けると良いでしょう。
例えば
茄子の3本仕立てなどの場合は150cmくらいでいいので比較的細いタイプでもよさそうですが、細い支柱は安価ですが何度か使っているうちに折れてしまったりして、結局太いほうがよいようですが、太すぎるとナスなどののように3本ほどを束ねる場合は太いほうが束ねにくいことも予想されます。
金額的なこともあり、細いタイプほうが取り扱いも簡単なのでどちらを選ぶかは難しいところです。わたしは180cm以上になると16mm以上の太いタイプを使うようにしています。
園芸用支柱はどれを買うべきか?
タイトルにある園芸用支柱はどれを買うべきか?の答えは、どの植物を栽培するかによってさまざまで、工夫されたたくさんの種類から何を選ぶかはあなた次第です。
でも、それでは答えになっていないので、今日は初心者が買うべき支柱を1つ挙げておきます。それはシンプルな棒状のイボ支柱です。
初心者がまず買うべき支柱は?これ
シンプルなイボ支柱を買ってください。長さは210cm以上のもので太さは16mmのものです。
長ければ長いほうがいいのですが、240cmくらいまでしか市販されていたいと思います。あとは予算に応じて長さを変えていくと良いでしょう。
ただし、ナスやピーマンの栽培にはあまり長過ぎると不要なスペースを取ったり、束ねにくかったりで使いにくいかもしれません。その場合は150cmくらいのより細い支柱で十分です。逆にトマトやキュウリの栽培には長い支柱のほうが有効で、240あればベストですが、家庭菜園では210cmでもかなり使えます。
100均の支柱は使えるのか?
私の近所の100均には210cm×16mmのシンプルなイボ支柱が100円(税別)で売っています。ホームセンターで売っている、“ちゃんとした?”支柱の約半額、それ以下で買えるのですが、実際どうなんですか?逆に言うと倍以上の価値はあるのでしょうか?
100均の支柱を6年間使ってきた結果いえること
結論から言うと私が使った100均の支柱もちゃんとしていました。金額相当の価値はあると思います。
ただし、使用していくうちに劣化していきます。2年から3年ぐらいはいいのですが、6年目には完全に使い物にならないようになりました。支柱は鉄のポールで、緑色のイボ付きビニールでカバーしてあるのですが、このビニールが徐々に外れてきて、やがて完全にさび付いた鉄の棒になってしましました。
また、これは使い方次第ののところもありますが、土に抜き差ししているうちに何本かは折れてしまいました。長さが30㎝ほど短くなって180cmの支柱になってしまいました。これは全体の約20%くらいでしょうか?10本中2本くか3本くらいです。
ホームセンターの支柱が絶対折れないとは限りませんが要注意です。
それでもまだ100均で十分な理由は、支柱がそもそも屋外で放置される存在であり、結構大量に必要であるからです。
仮に1本250円で10本なら2500円、毎年買い足して40本で1万円です。
100円なら40本で4000円、と結構な差が出てきます。
初めのうちは100均で十分で、折れたり壊れたら買い足したらいいのではないでしょうか?はじめは10本から20本ぐらいあればよく、毎年10本ぐらい買い足したらいいのではと思います。
もちろん余裕があれば100均ブランドではない支柱を買って損はありません。