キュウリやスナップエンドウなどつる性の野菜を育てるには支柱が必要です。厳密にはなくても栽培できますが、家庭菜園ではスペース的な問題もあり現実的ではありません。
キュウリやエンドウ、トマトの栽培にはこれから説明する直立型支柱か次の記事で説明する合掌型支柱が最適です。
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直立型支柱の立て方と適した野菜
直立型支柱での栽培に適している野菜
トマト(大玉~ミニトマト)
キュウリ
スナップエンドウや絹さや、インゲンなどのマメ科野菜
アスパラガスなど
エンドウやインゲンなどのつる性のマメ科野菜やトマトの栽培に適しています。ネットなどを張ってキュウリの栽培にも丁度いい形ですが、畝の両端に2本づつ植えつける場合には、誘引する面が1面しかないので向いていません
2本づつ植え付ける場合は合掌型の支柱を立てるかU字型支柱を使って誘引面が2面できるように支柱を立てなければなりません。
直立型支柱の立て方
準備するもの(180㎝ほどの畑に胡瓜を栽培する場合を想定しています)
- 210㎝以上の支柱6本~8本くらい(210cm×5本と120cm×2~3本くらいでも大丈夫です)
- クロスジョイント4個程度(クロスジョイントがない場合はひもで結ぶ)
- ナイロン紐や麻紐など
- きゅうりネット1辺が180㎝でもう片方が180cm以上のもの1枚(ネットを張る場合)
きゅうりネットは180cm×360cmのものがよく売られているます。少々余ってしまいますがこちらでも大丈夫です。
①垂直に支柱を2本立てる
畑の中心あたりに支柱を1本寝かせて垂直に立てる支柱の場所を決めます。両端の支柱が垂直に渡す支柱の長さより長くなってしまわないように注意してください。 両端の場所が決まれば畝幅の中心あたりに2本垂直に支柱をさします。
②水平の支柱を入れる
垂直に立てた2本の支柱の上と下にクロスジョイントで水平の支柱を付けて四角形を作ります。
③ネットをはる
上の水平支柱にネットの端を通します。180cmの方を通してください。
下側のの水平支柱にもネットを通してから、ネットをほぐして横に伸ばしてます。両端を垂直に挿した2本の支柱にそれぞれ結び付けます。
結ぶときには紐を使ったりクロスジョイントにひっかけたりしてネットを固定しておくとよいでしょう。
④支柱を補強する
支柱が倒れないように補強します。 補強には両端の支柱に斜めに1本ずつ入れたり、水平支柱の真ん中あたりに新たに垂直に支柱を入れたりすると良いでしょう。
斜めに入れるのは短い支柱でも大丈夫です。 ジョイント部分はクロスジョイントがなくても紐でしっかり結び付けるだけでも大丈夫です。むしろ強度的には結び付けたほうが安定するのではないでしょうか。
ネットがなくてもナイロンのひもを巻いて誘引することができます。
畝の両端に植えつける場合が多いので直立型よりも合掌型を立てることのほうが多いのですが、アスパラガスなどの支柱には直立型が向いています。
直立型支柱での栽培に適した野菜とその育て方
具体的に直立型支柱での栽培に適した野菜のリストと、育て方の記事へのリンクを付けておきます。
トマト
トマトの育て方【トマト栽培には生理障害?病気?害虫被害?連作障害?色々有ります】
ミニトマトの育て方【2本仕立てで作ると効率がいい?脇芽かきと追肥や病害虫対策など】
キュウリ
キュウリの育て方【意外と弱いキュウリに出やすい連作障害を回避する3つのアプローチ】
ゴーヤ
ゴーヤの育て方【スペースさえ確保できれば栽培は超簡単!苦くないニガウリもある】
スナップエンドウや絹さや、インゲンなどのマメ科野菜
そら豆の育て方【スナップエンドウや絹さやと混植しても大丈夫?】
ささげの育て方【さやインゲンとササゲの違い?株間や適正土壌酸度、コンパニオンプランツなど】
絹さやエンドウの育て方【プランター用の支柱で絹さやのプランター栽培に挑戦】
スナップエンドウの育て方【絹さやとスナックエンドウ?の違いは?栽培方は同じ?】
アスパラガス
アスパラガスな場合は、ネットは使いません。
アスパラガスの育て方【10年収穫できるアスパラガスの始め方】