家庭菜園でナスを栽培する場合、仕立て方は3本仕立てで育てて、この3本仕立て支柱でサポートするのが一般的です。
3本仕立て支柱の立て方を説明する前に、注意することを先にお伝えしておきます。3本仕立て支柱を立てるときの注意点は2点です。
〈根にやさしく〉
1つは株もとから10㎝~20㎝くらい離して立てることで、これはあまり近くに立てると根にあたってしまうからです。根張りが広くなってくるとどうしても根にあたってしまうのですが、苗が小さいうちはできるだけ根を傷めないようにしてください。
〈支柱にやさしく〉
もう一つの注意点は、支柱を折ってしまわないことです。3本仕立て支柱はナスの成長とともに1回ないし2回ほど支柱の交差する位置をずらさなくてはいけません。まっ直ぐに一度抜いてからまた差し替えせばいいのですが、支柱を土に刺さった状態のまま、無理に角度を変えようとすると支柱は折れてしまいます。支柱の差し替えの時は注意しましょう。
本日はご訪問ありがとうございます。このサイトが面白いなと思った方はブックマークなどして、ほかの記事もご覧いただけると嬉しいです。ここからは本題の記事をお楽しみください。
ナスの3本仕立て支柱
3本仕立て支柱での栽培に適した野菜
ナス
ピーマン
パプリカなど
ナスやトウガラシ、ピーマン、パプリカなどナス科の野菜の栽培に適した支柱の仕立て方です。 割と簡単に確実に枝をサポートできます。
3本仕立て支柱の立て方
準備するもの(茄子の3本仕立て支柱を想定しています)
- 150cm以上の支柱3本
- ナイロンや麻紐
支柱は150cm以上ですがあまり長すぎるとスペースを取ることになります。家庭菜園では150cmの支柱ぐらいがちょうどよいのではないでしょうか。
①3本の支柱を斜め差し込む
3本仕立てのそれぞれの枝が成長した時を想定して、その枝をそれぞれ沿わすことができる位置に支柱をさします。
3本の支柱はそれぞれ苗を植え付けたところから10㎝~20cmくらい離れたところに立てて、苗から10㎝くらい離れたところで交わうようにするとうまくいきます。
3本の枝がそれぞれ放射状に外に向かって伸びていくようにバランスをとり、真上から見たときに真ん中に空間ができるように仕立てるのがポイントです。真ん中を開けて3本の枝にうまく日が当たるように設置してください。
②紐で3本の支柱を固定する
支柱がクロスするところを紐で強く結びつけて完成です。
③成長と主に支柱の位置を変える
ナスの成長とともに支柱の位置や角度を変えて交差している位置も結びなおして変えることができます。
支柱を折らないように気を付けてください。
④枝の誘引
枝は支柱に沿わして誘引し、紐で結び付けておきましょう。
枝を結び付けるときは、枝が成長して太くなっても締め付けられないように注意してください。
ナスの育て方
ナスの育て方はこちらの過去記事をご覧ください。
千両2号 中長ナス
ナスの育て方【1本の苗から何個の茄子が取れるの?200個取るのは可能ですか】
長ナス
長ナスの育て方【家庭菜園でおすすめの大長ナスの接木苗が見つからない】
丸ナス
丸ナスの育て方【茄子田楽やチーズ焼きなどにはかわいい丸茄子が合う理由】