万願寺唐辛子やシシトウ、ピーマン、パプリカなどの小型のナス科野菜、特に甘トウガラシ類の栽培をするときに知っていて重宝するのがクレーン型支柱の立て方です。
クレーン型支柱は3本仕立て支柱よりもシンプルに低予算で設置できる支柱ですが、強度はそれほど望めません。したがって、ナスに使えないわけではありませんが、ナスよりも小型で軽い枝を持つ甘トウガラシ類に適しています。
同じ唐辛子類でも鷹の爪などは株が小さすぎてクレーン型での栽培には向きません。正直鷹の爪は支柱なしで十分栽培できてしまいます。
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クレーン型支柱
クレーン型支柱での栽培に適した野菜
ピーマン
パプリカ
万願寺唐辛子などの唐辛子類
ナス(3本仕立て支柱のほうが効率が良いができないこともない)
ピーマンや獅子唐、万願寺トウガラシなどの甘トウガラシ類やナスなどの栽培でも使用できます。クレーン仕立てのメリットは支柱が1本しか必要ないところです。
また、特にプランターで唐辛子類を栽培する際などはクレーン型支柱にすると簡単に設置できます。畑でピーマンなどを栽培するときは150cmの支柱を使い、プランターでピーマンなどを栽培するときはそれより短めの120cmから獅子唐などの樹高がより低い野菜の場合は110cmの支柱を使うこともできます。
強度的にはその他の立て方には劣りますが、比較的簡単に設置でき何よりも支柱1本でナス科の3本仕立てがサポートできるのでプランター栽培などではよく使う方法です。
クレーン型支柱の立て方
準備するもの(プランター(浅型10号鉢)に万願寺唐辛子を植え付ける場合)
- 120cmの支柱1本
- ビニールの紐
①支柱を垂直に立てる
植え付けた苗から10cm~3cm離れたところに垂直に1本の支柱を立てます。支柱を立てたら苗の主枝を誘引しておきましょう。
支柱を立てる位置は根の干渉を防ぐために10㎝くらいあけるのがいいのですが、実際3㎝くらいでも栽培はできます。(3cmにするメリットはあまりありません)
②主枝を1本決める
一番花が咲いた上あたりで2本から3本に分岐するのでそのうちは1本を主枝として垂直に誘引していきます。
③枝を紐でつるす
枝が成長ししてきたら枝の先を軽く結んだ紐を支柱の上のほうに結んでつるします。
枝の成長とともにつるす位置を変更していきます。 支柱に結び付けた位置は成長とともに上に移動して、枝に結んだ場所も先の方に移していくと良いでしょう。クレーン型支柱はトウガラシ類などの実が比較的軽いナス科の野菜に適しています。
クレーン型支柱での栽培に適した野菜とその育て方
具体的にクレーン型支柱での栽培に適した野菜のリストと、育て方の記事へのリンクを付けておきます。
ピーマン
ピーマンの育て方【プランター栽培がおすすめ!ただしここだけは要注意】
パプリカ
万願寺唐辛子
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